代表、玄道の活動にかける想いをご紹介します。

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1. 活動を始めた原体験  — 1人で出来ることなど、何もない

 

私がこの活動を始める1番のきっかけになったのは、1人で行った途上国での学校建設の経験です。

学生時代にNGOでインターンを行っていた私は、卒業後「今度は自分の力で何かやってみよう」と思いたち、たまたま縁があったネパールの地へ単身渡航してみました。現地でサポートしてくれる人を探し、日本で寄付を募って支援してみたものの、私に出来たのはたった1つの学校建設を支援すること、それだけでした。どんなNPOの支援も入っていない場所を目の当たりにしたことで「1人できることなど、何もないのだ」と大きく挫折をしてしまいました。

 

当時の私は1人で100歩も1000歩も進もうとしていました。けれど、1人では到底太刀打ち出来ない現実を突きつけられる経験をして初めて、社会に変化を起こすのは100人、1000人の1歩の行動なのだと痛いほど実感しました。帰国後、縁があった友人と始めたのがこの団体です。

 

2. 活動を通じて  — 仕事をしながら、チームを創る

 

仕事をしながら活動を続け、6年の月日が経ちました。限られた時間の中で組織を成長させ、活動を続けていくことは容易ではなく、特別なスキルも経験も無かった私は、出会いと別れ、形に出来たこと、出来なかったことの多くに一喜一憂しながら過ごしてきました。達成できたことを皆と共に喜び、思うように進まなかったことを悔やみ、上手くいかない現実に涙したことも1度ではありません。それでも今、活動を続けているのは、お互いの気持や経験を活かし合うことで生まれる「1人では決して出来ない手段や可能性、チームの力」にワクワクするから。そして「一緒に活動している仲間のことが心から好きだから」と言えます。人の力は1+1が、10にも、100にもなりえる。活動を通じて、何度もそんな瞬間に出会うことができました。

 

3. これからのこと   — 個と組織の、想いと経験を活かしあえる社会へ

 

私にとってこの活動は、当初は「一人でできることなど、何もない」という、強い挫折経験に突き動かされる気持ちからでした。しかし年月を経て、私はただ、一人ひとりが力を活かしあってシナジーを生み出す瞬間に立ちあうことが、自分にとって最高にワクワクして、心が震える「生きている」瞬間なのだと気付きました。だからこそ今、時間を共にしてくれる仲間とお互いを支え、活かし合い、私たちが描いているビジョン「想いと経験を活かしあえる社会」を目指して活動しています。

今の社会にはたくさんの課題があるかもしれません。けれども私は「あれが課題です。これが課題です」ってたくさん聞かされると重たくて目を背けたくなってしまいます。

社会への怒りや憤りからではなく、愛情や未来への期待を込めて動ける人で在りたい。
「もっと良くなるし、それってきっと楽しいこと」と、そして「社会のために、あなたがやりたいことで人と一緒に何かをすることは、最高にワクワクすることだよ」と伝えられる人でいたいと思います。